2018-12-14

Audi Motorsport、DiM150ドライビングシミュレーターを導入

2018/12/13 ドイツ・マールブルク - VI-gradeは本日、Audi Motorsportが、ダイナミックドライビングシミュレーションソリューション、DiM150(Driver-in-Motion)のインストールを完了したことを発表しました。Formula EおよびDTMカーコックピットを搭載したドライビングシミュレータは、ドイツのバイエルン州ノイブルクにあるAudi Motorsportサイトに設置され、現在開発および販売されている車両の動的性能のシミュレーション環境による微調整に使用されています。


Audi Motorsport コーディネーション・ドライビング・シミュレーターであるヨアヒム ハウスナー氏のコメント

「新しいDiM150ドライビングシミュレータを使えば、将来の課題を克服することができると確信しています。なぜなら、より効率的かつ正確に事前に開発することができるからです。最終設置直後に、12月15日から始まる次のフォーミュラEシーズンの準備のためにシミュレータを適用することが可能でした。すべてのレースシリーズの開発プロセスにシミュレータを完全に実装して統合するためにまだやるべきことがありますが、Audi Motorsportの将来に向けたこのドライビングシミュレーションソリューションには大きな可能性があります。」


VI-gradeのキーアカウントマ ネージャーをつとめるアレッシオ ロンバルディ氏のコメント

「Audi Motorsportでのドライビングシミュレーションソリューションのインストールが完了し、自動車のパフォーマンスを向上させるためにDiM150が使用されています。私たちのDiM150のコンセプトは、Audiの哲学と使命 - Vorsprung durch Technik、を完全に表しています。これは、テクノロジーの一歩前進を意味します。 Audi Motorsportでのドライビングシミュレーション技術の現在および将来のすべての用途を楽しみにしています。」

詳細についてはVI-grade本社のページをご覧下さい。


車両の動きや加速度を再現するために、DiMソリューションは9つのアクチュエータを備えた特許取得済みの革新的な設計に基づいています。 9自由度の結果として生じる構成は6脚の基本的な6アクチュエーター設計を越えることを可能にし、高い剛性を維持しながらより大きいワークスペースを提供します。 これは低周波と高周波の両方の検討に適したシステムにつながります。このためDiMプラットフォームを使用することにより、同じモーションプラットフォームでの乗り心地と快適性だけでなく、車両のダイナミクスも検討することが出来ます。