2021-01-27

グッドイヤー、2台目のDYNAMICドライビングシミュレーターでタイヤ開発を前進

2021年1月26日 米国オハイオ州アクロン、ドイツ・ダルムシュタット - ザ・グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニー(以下、グッドイヤー)とVI-gradeは本日、ルクセンブルクのコルマールベルクにあるグッドイヤーのイノベーションセンターに最新鋭のDiM250 DYNAMICドライビングシミュレーターを導入することを発表しました。


この新しいドライビングシミュレーターは、欧州拠点でのグッドイヤーの製品開発の強化に加え、米国オハイオ州アクロンの本社で稼働している別のDiM250との技術協力を強化します。さらにグッドイヤーのこの両イノベーションセンターでは、バーチャルタイヤ開発プロセスを補完するため、VI-gradeのCOMPACTシミュレータを採用しています。

ドライビングシミュレータを使用することで、開発サイクルの上流でタイヤモデルを開発、テスト、検証することができ、最初のプロトタイプを製造する前に最高の性能を持つタイヤを特定することができます。これにより自動車開発プロセスのペースに合わせて、自動車メーカーの要求に応じて適切なタイミングでタイヤモデルを供給することができます。


グッドイヤーの上級副社長兼最高技術責任者であるクリス・ヘルセル氏のコメント

「当社はこのレベルのシミュレーションで、明らかな技術面での優位性を示しています。我々は常に開発プロセスを改善し、お客様に好まれるサプライヤーとしての地位を維持することを目指しています。グッドイヤーで2台目のDiM250 DYNAMICドライビングシミュレータが採用されたことを報告できることを嬉しく思います。DiM250とCOMPACTシミュレータを欧米の各拠点に導入したことで、グッドイヤーはバーチャルタイヤ開発の最前線に立ち、自動車OEMとのコラボレーションや製品開発の加速化という点で明確な競争上の優位性を獲得しました。」


ザ・グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニーについて

グッドイヤーは世界最大級のタイヤ会社です。約62,000人の従業員を擁し、世界21カ国の46の施設で製品を製造しています。オハイオ州アクロンとルクセンブルグのコルマールベルクにある2つのイノベーションセンターでは、最先端の製品とサービスの開発に努めています。グッドイヤーとその製品の詳細については、https://corporate.goodyear.com/en-US/をご覧ください。




VI-gradeについて

VI-gradeは、システムレベル・シミュレーションの分野における高度なアプリケーションのための、クラス最高のソフトウェア製品およびサービスを提供するリーディングカンパニーです。VI-gradeは、厳選されたパートナーのネットワークとともに、STATICおよびDYNAMICなプロフェッショナル・ドライビング・シミュレーションのための革新的なターンキーソリューションを提供しています。

2005年に設立されたVI-gradeは、コンセプトからサインオフまでの開発プロセスを合理化する革新的なソリューションを主に自動車、航空宇宙、オートバイ、モータースポーツ、鉄道などの輸送業界に提供しています。ドイツ、イタリア、英国、日本、中国、米国にオフィスを構え、20社以上の信頼できるパートナーからなる世界的なチャネルネットワークを持つVI-gradeは、高度に熟練した技術チームを擁する、ダイナミックで成長著しい企業です。

2018年9月より、VI-gradeはSpectris社の傘下に入りました。スペクトリスはFTSE250上場のグローバルコングロマリットで、2017年の売上高は20億ドル以上、従業員は9,800人です。材料分析、試験・計測、インライン計装、産業用制御の4つの主要セグメントで事業を展開しており、自動車・航空宇宙からエレクトロニクス、エネルギー、鉱業、医薬品に至るまで、幅広い業界にサービスを提供しています。

VI-gradeの詳細については、http://www.vi-grade.comをご覧ください。