2021年3月17日 ドイツ・ダルムシュタット - システムレベル・シミュレーションの分野で、高度なアプリケーションのための最高クラスのソフトウェア製品およびサービスを提供するリーディング・プロバイダーであるVI-gradeは、フランスのベルサイユにあるプジョー・スポーツ本社に設置されたSTATIC Simulatorの稼働を発表しました。
このドライビングシミュレータは、新型レーシングカーの開発を加速させるとともに、プジョー・スポールがWECに復帰するための最適な準備を整えることを最終目的としています。
プジョー・スポーツのシミュレーション担当責任者であるエマニュエル・オハヨン氏のコメント
「2022年シーズンのWEC世界耐久選手権のLMHル・マン・ハイパーカーへの参戦には、新しいレギュレーションに対応した高性能レースカーの開発や、サーキットでの限られたテスト時間など、当然ながら大きな課題が伴います。」
「ドライビングシミュレーターは、特に開発初期の段階で我々にとって非常に重要なものです。我々はエンジニアやレースドライバーと一緒に、STATICシミュレーター上で新しいLMH車を完全に設計、テスト、開発することができ、その結果、車が初めてコースに出たときには大幅に洗練された設計になっています。」
VI-gradeの英国・南欧セールスディレクター アレッシオ・ロンバルディ氏のコメント
「弊社のドライビングシミュレータがプジョーに採用されたことを嬉しく思います。STATICシミュレーターは、プジョーに、最初のプロトタイプを作成する前にレースカーの開発、テスト、最適化をバーチャルに行うことができる完全なソリューションを提供します。これにより、チームはWECへの復帰に向けてより正確かつ効率的に準備を進めることができます。我々のドライビングシミュレーターソリューションが、特にモータースポーツチームに提供する価値と競争上の優位性を証明できたことを、改めて嬉しく思います。」
詳細につきましては、プジョー・スポーツのサイトをご覧下さい。
VI-gradeについて
VI-gradeは、システムレベル・シミュレーションの分野における高度なアプリケーションのための、クラス最高のソフトウェア製品およびサービスを提供するリーディングカンパニーです。VI-gradeは、厳選されたパートナーのネットワークとともに、STATICおよびDYNAMICなプロフェッショナル・ドライビング・シミュレーションのための革新的なターンキーソリューションを提供しています。
2005年に設立されたVI-gradeは、コンセプトからサインオフまでの開発プロセスを合理化する革新的なソリューションを主に自動車、航空宇宙、オートバイ、モータースポーツ、鉄道などの輸送業界に提供しています。ドイツ、イタリア、英国、日本、中国、米国にオフィスを構え、20社以上の信頼できるパートナーからなる世界的なチャネルネットワークを持つVI-gradeは、高度に熟練した技術チームを擁する、ダイナミックで成長著しい企業です。
2018年9月より、VI-gradeはSpectris社の傘下に入りました。スペクトリスはFTSE250上場のグローバルコングロマリットで、2017年の売上高は20億ドル以上、従業員は9,800人です。材料分析、試験・計測、インライン計装、産業用制御の4つの主要セグメントで事業を展開しており、自動車・航空宇宙からエレクトロニクス、エネルギー、鉱業、医薬品に至るまで、幅広い業界にサービスを提供しています。
VI-gradeの詳細については、http://www.vi-grade.comをご覧ください。