HBM PrensciaよりnCodeの最新バージョン nCode2022.0 がリリースされました。
リリースのハイライト
- 電力の評価
電力グリフの機能が改善され、さらに瞬時(Instantaneous)法と呼ばれる、電力結果を計算するための新しい方法も追加されました。この方法では、AC無効電力と見かけの電力をはるかに正確に見積もることができます。
- 表示とレポート
XY表示グリフに新しいオプションの「ピークXカーソル」が導入されました。Xカーソルが「ピークバレー」アルゴリズムを使用して自動的に配置され、データ内の重要なピークが検出されます。
- CSVファイルを使用してエンティティごとに材料特性を定義
材料データベースの代わりにCSVファイルを材料データのソースとして指定することができるようになりました。CSVファイルを使用して、各ノードや要素に異なる材料特性を定義することができます。
- ランダム振動入力用の仮想センサーのPSD出力
仮想センサーグリフは、振動結果(出力PSDは、変位、速度、加速度)を出力できるようになりました。
- ホットスポットグリフによるモデル検証の改善
各ホットスポットとともに隣接する場所を含める新しいオプションが追加されました。
- ライセンスソフトウェア のバージョンアップ
本バージョンで、ライセンスソフトウェアのバージョンが更新されました。
ライセンスをサーバーで管理している場合、ソフトウェアの更新が必要です。
nCode 2022.0 その他の改善点
また、この最新リリースでは、
- GlyphWorks
- 時系列ファイル形式の更新:Dewesoft DXD、Vector MDF4、HBK BKC
- Prenscia AccessがMDF4ファイルをサポート
- PamCrashFEMZippedファイルのサポート
- Matlabスクリプトグリフが、Matlab 2021bをサポート
- “データ付でプロセスを保存” でデータを含まないフローも保存
- 極値応答スペクトルグリフに新しくDamageTypeプロパティが追加
- DesignLife
- 標準材料データベースに6つのシーム溶接の材料データが追加
- 多軸ENソルバーオプションにBrown-Millerが追加
- TS to FE Table、モーダル座標入力(Modal Coordinate Input)、荷重再構成(Load Reconstruction)、スポット溶接解析(Spot Weld Analysis)グリフの強化
本リリースは以下のサイトからダウンロードできます。
(ユーザーアカウント登録が必要です。)
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ダウンロード方法は以下をご覧ください。
nCode 2022.0 に関連する日本語ドキュメントは以下からダウンロードできます。