2023-11-13

nCode2023.1をリリースしました

HBK よりnCodeの最新バージョン nCode2023.1 がリリースされました。

リリースのハイライト

  • CAN Processingグリフの追加
    • このグリフをCANデータベースと組み合わせて使用すると、時系列オブジェクト内のRAW CANデータをデコードし、複数列のチャンネルを出力することができます。

  • Critical Distance(臨界距離)に ‘Line’ オプションが追加
    • Critical Distanceを選択すると、CriticalDistanceMethodという新しいプロパティが追加されており、PointまたはLineの2つのオプションで、CriticalDistance解の位置に対する表面下の応力を計算する方法を指定できます。

  • 複数のイベント疲労結果を1つのAbaqus ODBファイルに書込む
    • 複数のデューティサイクルの結果を 1 つの Abaqus ODB ファイル形式に書き出すことができるようになりました。

  • ライセンスソフトウェア のバージョンアップ
    • 本バージョンで、ライセンスソフトウェアのバージョンが更新されました。
      ライセンスをサーバーで管理している場合、ソフトウェアの更新が必要です。

  • レインフロー アプリケーションの終了のお知らせ
    • レインフロー アプリケーションはこのリリースでも使用可能ですが、nCode 2024リリースからは使用できなくなります。nCode2019より、レインフローアプリケーションの機能はグリフパレット内の標準グリフに追加されておりこちらを使用するようになります。

  • Python 3.6のサポート終了
    • nCode 2023.1 以降、Python 3.6 は Python コミュニティでサポートされなくなったため、サポートが終了しました。 nCode 2023.1 は Python 3.8のみをサポートします。

  • ソフトウェアの使用方法に関するデータを収集

    • nCode 2023.1は、インストール中にソフトウェアの使用方法に関するデータを収集する許可を求めるようになりました。(このオプションはオフにすることができます。)


nCode 2023.1 その他の改善点

また、この最新リリースでは、
  • ベクター MDF4 ファイル形式 CAN チャネル処理の強化 
  • XY 表示カーソル読み出し機能の強化
  • ASAM ATFファイル形式を直接読み込むことが可能
  • FKM平均応力補正を第7版に更新
  • ひずみゲージ位置決め解析のためのゲージ座標系出力
  • TSToFETableグリフからのLS-Dynaを出力
などの機能強化が行われています。

本リリースは以下のサイトからダウンロードできます。
(ユーザーアカウント登録が必要です。)


ダウンロード方法は以下をご覧ください。
nCode 2023.1 に関連する日本語ドキュメントは以下からダウンロードできます。